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富裕層への近道はあるか/人手不足なのに低賃金 |
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「人手不足なのに低賃金!」これを安易に受け入れる労働者<181106> |
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「人手不足なのに低賃金!」これを安易に受け入れる労働者 |
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日本における人手不足は深刻です。
「働いてくれる人がいなくて、倒産!」などという話も聞きます。
「労働者が足りない!」
特に中小企業や労働集約的産業における会社では深刻です。
これほど労働者が不足しているのに一向に賃金が上がる気配はありません。
実に不思議な現象です。
需要・供給のバランスで考えれば、労働者が不足していれば必然的に賃金が上がるはずです。
ところが、一向に上がりません。
最低賃金が毎年小刻みに上がっていますが、実感を得ないほどの上がりです。
やはり、人手不足の割には賃金が上がっていない。
これは日本の労働者が安易に低賃金を受け入れているからです。
低賃金を受け入れないと職場が無くなると、考えてしまうのです。
今やグローバルな経済社会です。
世界で競争に勝つためには、企業の生産性で勝負することになります。
ところが、生産性を競う舞台に上がれない経営者は安価な労働者を集め、低賃金で労働者から搾取して稼いだ利益で生き延びようとしています。
日本の製造業が安価の労働者を求めて中国に進出しました。
ところが、賃金が上昇する中国を追われ、東南アジアに行き、さらにはアフリカに進出します。
低賃金の労働者を追い掛ける企業に将来はありません。
そして、政府に圧力を掛けることになります。
結果、外国人労働者の受け入れです。
意図するところは、低賃金で労働者を雇い、そこから利益を生もうとする構図です。
企業の生産性の競争から逃げています。
日本の企業経営者の多くは、低賃金で労働者を雇うことが優秀な経営者だと勘違いしています。
そのため、企業の生産性の向上を怠って来ています。
日本は世界大3位の経済大国です。
しかし、労働者の賃金はまさしく後進国です。
それは、多くの経営者が企業の生産性より低賃金の労働者を確保して労働者からの搾取を企業の業績であると考える傾向が相変わらず存在しているからです。
労働者からの搾取でしか生き延びられない企業は、社会から消えて行く運命にあります。
実際、そうでなければグローバルな経済社会では生き残れなくなってしまうからです。
不思議なもので、日本の労働者は、生産性の低い企業で低賃金で働くことを容認しています。
それは、労働者が世界的に通用しない企業を応援していることになります。
ほんとうに不思議です。
労働者自身が「人手不足なのに低賃金!」を容認しているのですから・・・
別のところで説明していますが、欧米などの労働者の賃金はおおむね5割から10割増しです。
しかも、休日などの待遇が欧米の方が優っています。
<181106> |
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