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通常、人間は他人に指摘されて、はじめて改善、修正することができます。
それは、自分で自分の姿を冷静に見ることができないからです。
鏡を使ったとしても、自分を見ることができないからです。
ですから、改善、修正するためには、他人の力を借りる必要があるのです。
ところが、貧困層は、他人から指摘されることを嫌う傾向があります。
それも、普通以上に嫌います。
その理由の説明は、ちょっと難しいのですが、言ってしまいます。
貧困層の人は、何となく自分の位置を知っています。
露骨に言うと、底辺にいることを知っているのです。
他人から指摘されると言うことは、底辺に居る自分をさらに引きずりおろされる感覚なわけです。
ですから、他人からの指摘を嫌うのです。
他人からの指摘を嫌っていると、他人は指摘することを止めてしまいます。
嫌な思いを自分にぶつけられたくないからです。
そのため、お互いにあたらず触らずの関係になります。
他人から指摘される機会がなければ、その人は底辺の人間のままになります。
いわゆる成長しない人間です。
繰り返していれば、手が付けられないような貧困層の人間なってしまいます。
何しろ改善や修正ができないのですから・・・
人間は、比較の社会で生きています。
「どちらが良いか!」です。
それを嫌う人は、山に籠って仙人になることを選びます。
最近では、それに似た若者が増えています。
指摘されるのが嫌ですから・・・
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