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富裕層をさらに磨く/起業・開業・会社設立 |
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商機を掴む人と商機が見えないまま生きている人 |
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消費者は刺激を追い掛けるのが好きです。
逆の言い方をすると、刺激を追い掛ける習性があるから消費者です。
消費者のほとんどは新たな刺激を求めて走ります。
新商品が出れば、先に手に入れようと行列を作ります。
より新しい、より強い刺激を得ようとしているからです。
例えば、旅行では新たな行き先を常に求めています。
次々に新しい観光地などへの旅行は楽しいですものね!
新たな旅行先の知識が増えることで満足します。
そして、何ヶ国、何十ヶ国にも行き、知識が増えたことにさらに満足します。
国内旅行でも同様です。
行ったことがないところを常にさがし続けています。
「同じところには二度と行かない!」
まるで人生の目標のように決めている人がいます。
これを「刺激追求型旅行」と呼びます。
常に新たな旅行先、刺激を求めて旅行を楽しむ人です。
ヨーロッパに行き、ドイツのお城か、フランスのお城か、或いはオーストリアのお城かを間違えて説明しても多くの人は気が付きません。
「素敵なお城ね!」で終わってしまうからです。
日本のお城でも、「お堀を遊覧したところはどこでしたっけ!」
弘前? 松本? 松江? 熊本?
そんなことどうでもいい話です。
楽しい旅の話には、間違っていても横槍はご法度です。
「楽しかった!」
「良かったですね!」
観光旅行はそれでいいのです。
常に新しい行き先を求めるのが旅行と理解している人がいます。
パンフレットを見ながら「ここは行ったことがあるから、今度は違うところにしようよ!」です。
ですから、旅行会社はどんどん新しいプランを商品化します。
同じ行き先の旅行でも、ホテルを変え、コースを変えて売り出します。
そのような旅行者・消費者がほとんどですが、ときどき変わった人がいます。
何度も同じ場所を訪れる人です。
旅行会社のお客様としてあまり相応しくない人です。
例えば、島根の足立美術館。
「一度行ったから、もういいよね!」にはなりません。
「あの素晴らしい日本庭園は、四季の移り変わりを楽しまなければ・・」と思っています。
足立美術館では、新緑の日本庭園、濃い緑が鮮やかな日本庭園、紅葉の日本庭園、雪景色の日本庭園が楽しめます。
何度も訪れ、真剣に見学していると足立翁や庭師の思いががなんとなく伝わってくるような気がします。
単に「素敵な日本庭園だったね!」だけではないのです。
なぜ人を魅了させる日本庭園が必要だったのだろう!
なぜ、この場所だったのだろう!
「なぜ? なぜ? なぜ?・・・」疑問が溢れ出てきます。
四季に訪れるだけではなく、足立美術館の日本庭園に酔いしれていると、・・・
「先日もお見えになっていましたね!」
不思議なもので、何度も訪れて堪能できている人は、ほかにもいました。
同じものを何度か見ていると、表面的に見えたものだけではない別のものが見えてくることがあります。
そして、さらにその奥を見たくなります。
新たな刺激を求めて走る人、じっくり堪能する人。
大きな違いがありそうです。
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起業や事業経営で必要なことは、消費者の目に自分をさらすこと |
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起業や事業経営では、消費者に自分をさらすことがとても重要です。
消費者に自分や自分の会社、会社の商品などを見せることです。
そのため、個人情報なども出てしまうことがありますが、消費者に知っていただいてお金をいただくと言うことは、そういうことなのです。
芸能人や政治家などに「プライバシーがあるか?」と論ずることがあります
が、彼らは自分を表に出すことで稼げるのですから、プライバシーの遺漏はある程度仕方がないと思う。
極論的に言えば、彼らのプライバシーは寝床にしかないとも言える。
まあ、そのような職業の選択をしたのですから仕方がりません。
事業経営者の場合は、芸能人や政治家などよりもプライバシーが確保されています。
しかし、消費者からお金をいただくことを考えれば、経営者自身の顔や考え方が表に出るのは当然です。
消費者が経営者や会社を知らなければ安心して商品を買うことができないからです。
とは言え、私たちは、大きな会社の経営者のことをほとんど知りません。
それでも消費者が商品を購入して代金を支払っています。
この場合、すでに経営者と言うサラリーマンになっているからです。
会社は、すでに株主の持ち物であって、経営者は雇われていて、万が一業績が悪ければ居続けることができない立場の人間だからです。
ですから、起業し、事業経営をしようとする経営者とは少し立場が違っています。
起業する場合、出資者を募るにも、商品を購入していただくにしても、経営者の顔が見えて、主義主張が明確になって相手は安心します。
ですから、起業して相当な期間までは積極的に経営者自身が消費者の前に立つことが必要になります。
すべてとは言いませんが、豊富な資金で起業する場合を除き、経営者の存在がとても重要になります。
その重要な立場の人が頻繁に顔を出すことでお客様は安心できるのです。
「ザイオンス熟知性の法則」という考え方があります。
簡単に言ってしまえば「会えば会うほど好きになる!」と言うことです。
経営者が店頭に出て通行人に顔をさらしていると同じ人と何度か視線を合わせることになります。
その通行人は、何度か経営者を見ていることで安心します。
経営者から声を掛けられても逃げる算段をする必要がありません。
単なる通行人が消費者に変わっていきます。
そして、何度か買い物をしてくれて、互いに感想や評価を言い合うようになります。今度は消費者がお客様に変わっていきます。
企業や事業経営の基本は、消費者に自分をさらすことが求められます。
当然、プライバシーは少々損なわれる場合も出てきます。
お客様からお金をいただくと言うことは、生活の仕方、生き方まで変わってくるのです。
<170728> |
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安定した収入源を確保できたとき、本格的に起業? 会社設立? |
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会社を設立してから事業展開する方法があります。
その会社というのは、基本的には法人を言います。
法人を設立するのは、簡単です。
ですが、設立すると費用が必要になります。
先生方(税理士、司法書士、行政書士など)は、一般的に法人の設立を勧めます。
もちろん法人にするメリットがあるから勧めるのですが、今後何かしらの仕事が増える可能性があることを期待していることも推測できます。
いま、他の商売でも同様ですが、士業(税理士、司法書士、行政書士など)の仕事確保も安泰ではないからです。
法人設立の目先のメリットを考えたとき、税法上の特典や「お客様の信用確保」が言われます。
税法上の特典などの詳細は先生方に聞いてください。
私は、「お客様の信用確保」を法人設立の理由にするようであれば、設立を先延ばしすることをお勧めします。
いろいろなメリットがあるのでしょうけど、化粧的な部分で信用を確保することは軽薄な感じがします。
とは言っても、規模崇拝、権威崇拝、数字崇拝を信仰しているの消費者の多くは、法人であることに信用をしてしまう傾向があることは否定できません。
ただ、今後の事業継続を考えたとき、その過程で雨が降り化粧が流れ落ちることもあります。
そうなれば、何度も何度も化粧しなければならなくなります。
厚化粧することにもなります。
いわゆる経費が掛かるということです。
最近では、雨などに当たっても長持ちす化粧品があるようですが、そこに事業展開を求めることは本筋が稚拙であることを見せているようなものです。
そのような考えがありますから、私は、個人事業でのスタートを推奨しています。
個人事業の場合、経営者本人の資質がどのようの伝わるかが重要です。
経済的な余裕だけでなく、経営者自身の精神的な余裕があって、はじめて消費者や社会に魅力を提供できるものと考えているからです。
起業した人が、5年以内に90%以上が成功しないということを考えると、化粧で消費者を引き付けようとするのは、消費者を誤魔化しているようにしか感じないのです。
<170530> |
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